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月別アーカイブ: 2025年7月

訪問介護の鉄則 ~利用者も事業所も押さえておくべきポイント~

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっている


訪問介護事業所「アイ・アール」のブログ担当です。


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

訪問介護の鉄則 ~利用者も事業所も押さえておくべきポイント~

 

 

 

訪問介護は、利用者にとっても介護スタッフにとっても、安全で快適なサービス提供が大前提です。

しかし、現場では「思っていたサービスと違う」「トラブルが起きた」という声も少なくありません。

ここでは、訪問介護における失敗しないための鉄則を、利用者・事業者双方の視点から解説します。


■ 鉄則①:事前のコミュニケーションを徹底する

 

訪問介護では、事前のヒアリングが成功のカギです。

  • 利用者の生活習慣や好みを把握

  • 禁止事項や特記事項を共有

  • 緊急連絡先の確認

「聞いていない」から起きるトラブルを防ぐため、情報共有は必須です。


■ 鉄則②:プランを守る+柔軟に対応

 

介護保険サービスには「ケアプラン」がありますが、現場では利用者の体調変化や突発的な状況に対応しなければならないことも。

  • 基本はプラン遵守

  • ただし、臨機応変に対応する判断力も重要

事業所とヘルパーは、記録と報告を徹底してトラブルを防ぎましょう


■ 鉄則③:衛生管理と安全対策を怠らない

 

訪問介護は、利用者の自宅という生活空間で行われます。

  • 手洗い・消毒の徹底(感染症対策)

  • 食事介助や調理時の衛生管理

  • 入浴介助時の転倒防止

特に感染症リスクの高い高齢者への配慮は、最優先事項です。


■ 鉄則④:サービスの“境界線”を守る

 

訪問介護には、「できること・できないこと」の明確なルールがあります。

  • ○ 掃除・洗濯・食事の準備

  • × 大掃除や庭の草刈り、ペットの世話、利用者以外の家族のための作業

サービス外の依頼に応じるとトラブルや事故の原因になるため、線引きは厳守です。


■ 鉄則⑤:スタッフのスキルアップとメンタルケア

 

訪問介護は、人と人との信頼関係で成り立ちます。

  • 定期的な研修でスキルを磨く

  • 困難事例やストレスの共有でメンタルケアを

スタッフの質がサービスの質を決めるといっても過言ではありません。


まとめ

 

訪問介護を成功させるためには、

  • コミュニケーション

  • プラン管理

  • 安全衛生

  • サービス範囲の明確化

  • スタッフ育成

 

この5つの鉄則を守ることが不可欠です。


利用者に安心と笑顔を届けるために、現場での徹底を心がけましょう!

次回もお楽しみに!

 

 

 

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訪問介護の歴史 ~地域とともに歩んだ在宅ケアの変遷~

皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっている


訪問介護事業所「アイ・アール」のブログ担当です。


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訪問介護の歴史 ~地域とともに歩んだ在宅ケアの変遷~

 

 

 

訪問介護は、今や高齢化社会を支える重要なサービスとして定着しています。

しかし、その仕組みや役割は、時代とともに大きく変化してきました。

ここでは、訪問介護の歴史をたどりながら、その背景と進化を振り返ります。


■ 1. 訪問介護の原点は「地域の助け合い」

 

訪問介護のルーツは、医療や介護の制度が整う前の地域社会の相互扶助にあります。


かつて日本では、大家族が中心で、介護は「家族の役目」でした。高齢者や病人の世話は、家族や近隣の人々が担い、そこには無償の助け合い文化が根付いていました。

しかし、都市化と核家族化が進み、介護の担い手が減少

この背景が、訪問介護という仕組みを生むきっかけになったのです。


■ 2. 昭和期の訪問介護 ~ボランティアと福祉事業の始まり~

 

昭和30年代以降、日本は高度経済成長期に突入。

都市部では核家族が一般化し、**「老老介護」や「独居高齢者」**といった問題が社会課題として浮上しました。

この時期、民生委員や地域ボランティアによる支援活動が広がり、家事援助や安否確認といった訪問型の支援が始まります。

また、昭和40年代には「家庭奉仕員制度」がスタートし、訪問介護の公的サービス化の第一歩となりました。


■ 3. 介護保険制度による大転換(平成12年)

 

訪問介護の歴史を語るうえで欠かせないのが、2000年(平成12年)の介護保険制度の施行です。


この制度によって、介護は「家族の義務」から「社会全体で支える仕組み」へと変わりました。

  • 利用者がサービスを“選択”できる仕組み

  • 訪問介護員(ホームヘルパー)の資格制度が整備

  • サービスの質と安全性を確保するガイドラインが策定

訪問介護は、福祉から専門職によるサービス業へと進化しました。


■ 4. 現代の訪問介護 ~多様化とICT活用~

 

現在の訪問介護は、単なる家事援助や身体介護にとどまらず、認知症ケア、医療的ケア、ターミナルケアまで対応が広がっています。


さらに、ICT(情報通信技術)の導入により、

  • スマホやタブレットでの記録・情報共有

  • 見守りセンサーやAI活用
    といった、効率化と質の向上が進んでいます。


■ 5. これからの訪問介護はどうなる?

 

今後は、高齢化の加速と人手不足という大きな課題に直面します。その解決策として、

  • 介護ロボットやAIによるサポート

  • オンライン相談や遠隔ケア
    といった新しい取り組みがさらに普及するでしょう。
    訪問介護は、人の温かさ+テクノロジーで進化を続けます。


まとめ

 

訪問介護の歴史は、社会の変化に応じて「助け合い」から「制度化」へ、そして「専門化」へと進化してきました。


次回は、この歴史を踏まえ、訪問介護を成功させる鉄則について解説します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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