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皆さんこんにちは!
大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっている
訪問介護事業所「アイ・アール」のブログ担当です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
訪問介護は、今や高齢化社会を支える重要なサービスとして定着しています。
しかし、その仕組みや役割は、時代とともに大きく変化してきました。
ここでは、訪問介護の歴史をたどりながら、その背景と進化を振り返ります。
訪問介護のルーツは、医療や介護の制度が整う前の地域社会の相互扶助にあります。
かつて日本では、大家族が中心で、介護は「家族の役目」でした。高齢者や病人の世話は、家族や近隣の人々が担い、そこには無償の助け合い文化が根付いていました。
しかし、都市化と核家族化が進み、介護の担い手が減少。
この背景が、訪問介護という仕組みを生むきっかけになったのです。
昭和30年代以降、日本は高度経済成長期に突入。
都市部では核家族が一般化し、**「老老介護」や「独居高齢者」**といった問題が社会課題として浮上しました。
この時期、民生委員や地域ボランティアによる支援活動が広がり、家事援助や安否確認といった訪問型の支援が始まります。
また、昭和40年代には「家庭奉仕員制度」がスタートし、訪問介護の公的サービス化の第一歩となりました。
訪問介護の歴史を語るうえで欠かせないのが、2000年(平成12年)の介護保険制度の施行です。
この制度によって、介護は「家族の義務」から「社会全体で支える仕組み」へと変わりました。
利用者がサービスを“選択”できる仕組みに
訪問介護員(ホームヘルパー)の資格制度が整備
サービスの質と安全性を確保するガイドラインが策定
訪問介護は、福祉から専門職によるサービス業へと進化しました。
現在の訪問介護は、単なる家事援助や身体介護にとどまらず、認知症ケア、医療的ケア、ターミナルケアまで対応が広がっています。
さらに、ICT(情報通信技術)の導入により、
スマホやタブレットでの記録・情報共有
見守りセンサーやAI活用
といった、効率化と質の向上が進んでいます。
今後は、高齢化の加速と人手不足という大きな課題に直面します。その解決策として、
介護ロボットやAIによるサポート
オンライン相談や遠隔ケア
といった新しい取り組みがさらに普及するでしょう。
訪問介護は、人の温かさ+テクノロジーで進化を続けます。
訪問介護の歴史は、社会の変化に応じて「助け合い」から「制度化」へ、そして「専門化」へと進化してきました。
次回は、この歴史を踏まえ、訪問介護を成功させる鉄則について解説します!
次回もお楽しみに!
訪問介護事業所「アイ・アール」では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっております。
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