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訪問介護の歴史 ~地域とともに歩んだ在宅ケアの変遷~

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皆さんこんにちは!

 

大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっている


訪問介護事業所「アイ・アール」のブログ担当です。


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

訪問介護の歴史 ~地域とともに歩んだ在宅ケアの変遷~

 

 

 

訪問介護は、今や高齢化社会を支える重要なサービスとして定着しています。

しかし、その仕組みや役割は、時代とともに大きく変化してきました。

ここでは、訪問介護の歴史をたどりながら、その背景と進化を振り返ります。


■ 1. 訪問介護の原点は「地域の助け合い」

 

訪問介護のルーツは、医療や介護の制度が整う前の地域社会の相互扶助にあります。


かつて日本では、大家族が中心で、介護は「家族の役目」でした。高齢者や病人の世話は、家族や近隣の人々が担い、そこには無償の助け合い文化が根付いていました。

しかし、都市化と核家族化が進み、介護の担い手が減少

この背景が、訪問介護という仕組みを生むきっかけになったのです。


■ 2. 昭和期の訪問介護 ~ボランティアと福祉事業の始まり~

 

昭和30年代以降、日本は高度経済成長期に突入。

都市部では核家族が一般化し、**「老老介護」や「独居高齢者」**といった問題が社会課題として浮上しました。

この時期、民生委員や地域ボランティアによる支援活動が広がり、家事援助や安否確認といった訪問型の支援が始まります。

また、昭和40年代には「家庭奉仕員制度」がスタートし、訪問介護の公的サービス化の第一歩となりました。


■ 3. 介護保険制度による大転換(平成12年)

 

訪問介護の歴史を語るうえで欠かせないのが、2000年(平成12年)の介護保険制度の施行です。


この制度によって、介護は「家族の義務」から「社会全体で支える仕組み」へと変わりました。

  • 利用者がサービスを“選択”できる仕組み

  • 訪問介護員(ホームヘルパー)の資格制度が整備

  • サービスの質と安全性を確保するガイドラインが策定

訪問介護は、福祉から専門職によるサービス業へと進化しました。


■ 4. 現代の訪問介護 ~多様化とICT活用~

 

現在の訪問介護は、単なる家事援助や身体介護にとどまらず、認知症ケア、医療的ケア、ターミナルケアまで対応が広がっています。


さらに、ICT(情報通信技術)の導入により、

  • スマホやタブレットでの記録・情報共有

  • 見守りセンサーやAI活用
    といった、効率化と質の向上が進んでいます。


■ 5. これからの訪問介護はどうなる?

 

今後は、高齢化の加速と人手不足という大きな課題に直面します。その解決策として、

  • 介護ロボットやAIによるサポート

  • オンライン相談や遠隔ケア
    といった新しい取り組みがさらに普及するでしょう。
    訪問介護は、人の温かさ+テクノロジーで進化を続けます。


まとめ

 

訪問介護の歴史は、社会の変化に応じて「助け合い」から「制度化」へ、そして「専門化」へと進化してきました。


次回は、この歴史を踏まえ、訪問介護を成功させる鉄則について解説します!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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大阪府堺市を拠点に堺市、松原市を中心に訪問介護事業に携わっております。

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